鍵は自走できる仕組み。WEB販売を強化し「顧客単価を向上」
群馬サファリパーク様
- 動物園

関東を代表する歴史ある動物園型テーマパーク「群馬サファリパーク」では、観光DXサービスNutmegを導入。WEB販売を強化し、自社で運営を自走できる仕組みを整えることで、顧客単価の向上と来園者体験の向上を実現しました。本記事では、その導入の背景から成果、そして今後の展望をご紹介します。
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ご協力企業
群馬サファリ・ワールド株式会社
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事業内容
東日本で初めての本格的サファリパークとして国内5番目のオープン。群馬県教育委員会指定博物館相当施設。約100種1,000頭羽を飼育。
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施設URL
https://www.safari.co.jp/
本記事のサマリ
導入の背景
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エサやりバスの複雑な運行管理を既存WEBサービスでは扱えなかった
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事前販売で顧客体験を高め、単価向上につなげたいと考えていた
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自社販促チームが柔軟に企画・販売できる仕組みが不足していた
導入の決め手と解決策
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Nutmegを導入し、在庫管理や商品作成を自社で行える仕組みを整備した
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操作性の高い管理画面により、在庫調整や運用改善が自走できるように
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サポートチームの提案を活かし、セット券や限定商品の販売を強化した
導入後の成果
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WEB予約割合・自社予約率がともに向上
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セット券の販売割合が単品入園券を上回り、顧客単価が向上
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自社での商品作成・販売が定着し、運用負荷を軽減
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SNS強化とあわせて集客効果が高まり、売上アップに貢献
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サポート提案を活用し、新商品の企画・販売が迅速に実現
1.自社WEB販売強化には、複雑な在庫管理ができる仕組みが必要だった
―― 貴社ではNutmeg導入以前から、自社サイトからのWEB予約誘導に別のサービスを使用していました。Nutmeg導入前の当時、お持ちだった課題感はありますか。
当施設の目玉商品「エサやりバス」について、WEBでより本格的に取り扱いたいと思っていました。
「エサやりバス」は当施設にとって体験の鍵になる商品ですので、お客様にはエサやりバスも含めて事前にWEBで購入いただき確実に体験いただけるほうが、顧客満足度も高まり、単価向上にもつながると思っていました。
一方でエサやりバスにはツアーコースが複数あり曜日ごとにダイヤが異なるなど、運行管理が複雑です。このため従来のWEBサービスではエサやりバスの在庫を本格的に扱うことができずにいました。複雑な催行管理がWEBで柔軟にできるようになれば、エサやりバスのWEB販売を強化できるのに、という課題は常々持っていました。
―― 顧客体験や単価向上に課題感があったのですね。他にも具体的にお考えだったことはありますか。
WEBを通した特別券やセット券の企画・販売に力を入れたいと考えていました。
当社でも売上アップは大目標です。商品の公開や変更が比較的柔軟にできるというWEBの重要な利点を活かし、期間限定のイベントや商品を自社で企画するだけでなく、WEBで自由に販売・運営できる仕組みがあれば、自社の販促チームが自走して動けて良いな、と思っていました。
2.商品作成〜運用改善までを自社で!柔軟な操作性に惹かれてNutmeg導入を決定
―― 最終的にNutmeg導入の決め手となった点を教えてください。
操作性の良さが特に気に入りました。元々導入していたWEBサービスと比べると、在庫のオンオフや残数管理が自分たちで簡単に行える点も便利ですし、商品が自分たちで自由に作成できる点も魅力的でした。
Nutmegの仕組みは操作に慣れれば自由度が高く、自分たちで商品を作成するほか、商況やオペレーションに応じて後から設定を変更するなど、運用改善が簡単にできるので、今後の販促のうえで良いシステムだと感じました。
―― 導入決定から運用開始までにはどれくらいの期間がかかりましたか。
現場に連携してから約2ヶ月間で運用が始まりました。
もう少し早くスタートできればと思っていましたが(笑)、春休みシーズンを挟んでのインプット・運用スタートだったので、現場からすると比較的急ピッチで準備をする形となったかもしれません。
―― 導入前後において、想定外の出来事やアクシデントはありましたか。
特に想定外のことはなくスムーズでした。少し困ったのは商品追加の方法くらいでしたし、その時も専任担当者にすぐ相談に乗ってもらえたので解決もスピーディでした。
その後すぐゴールデンウィークの繁忙期を迎えたのですが、現場がWEBチケットのもぎりに慣れていたこともあり、幸い、大きなトラブルもありませんでした。もぎり作業については、他社サービスよりも扱いやすかったと思います。
3.WEB予約割合・自社予約率向上の理由は、スムーズな操作性と手厚いサポート
―― Nutmeg導入によりどのような成果を実感されていますか。
数字としては、WEB予約割合・自社(内販)予約率ともに向上しました。
新規にWEB販売を始めたセット券の売れ行きも好調で、WEB上では入園券単品よりもセット券の販売割合が高くなっています。当初掲げていた「事前販売による顧客単価の向上」という大目的は達成された印象です。
社内オペレーションの面でも、最初は商品作成などサポートしていただくことが多かったですが、次第に自社で行えることが増えてきて、システムとしても社内に定着してきたと感じています。
―― Nutmeg導入で成果が出た背景をどのようにお考えですか。
ページが見やすく、購買決定までがスムーズな点が良いと思っています。
また、ちょうどNutmegに切り替えを行った当時、関東広域からの集客促進のためにSNS戦略を強化しようと取り組み始めていましたので、WEB告知からの誘導先として盤石な予約サイトができたことは、売上アップの上でも相乗効果になったと思います。
単価向上やセット券の販売については、サポートチームからの適切な提案や機能活用のバックアップもあり、すぐ新商品の作成・販売に踏み出せたのがよかったです。
4.今後は「完全WEB予約制」を目指していきたい
―― セット券の販売などが定着してきた今、これからのWEB販売における展望や事業上の目標はありますか。
中長期的な目標として、窓口を撤廃した「完全予約制」を当たり前にしていきたいと考えています。お客様が集まり、事前販売でないとチケットが手に入らない・・・、というような施設になれば理想ですね。
その不可欠なパートナーが、自社サイト上のWEB予約システムになると思っています。予約データや会員データを自社で一元化して扱えることは、今後の施策立案やお客様との関係性づくりの要になると確信しています。
また、近隣県など地域広域の相互送客にもチャレンジしてみたいです。
例えばNutmeg導入社同士で連携してセット券などを販売するなど、他事業者との輪を活かしてwin-winな関係性が構築できれば理想ですね。
―― 最後に、Nutmegサポートチームへのご感想をお聞かせください。
システム提供会社ながら、当社の目標をベースに、押し付けではなく「一緒に考えましょう」というスタンスで提案してくれる、そのバランスがとても良いと感じます。
様々なオプション機能についても、適切なタイミングで当社に合った内容をおすすめしてくださるので助かっています。
売上アップを促進していきたい現状において、今後も一緒に伴走いただけることを期待します。
―― WEB予約率100%に向けて、ぜひ今後とも伴走させてください!インタビューへのご協力、ありがとうございました。
観光施設の集客最大化には、「盤石な自社予約システム」が最重要
群馬サファリパークでは、顧客体験の向上、ひいては単価アップのために、現在は自社WEBサイトへの集客やデータ活用を非常に重要視されていらっしゃいます。自社で自走してWEBを活用していきたいという思いに、Nutmegの予約管理の仕組みや商品作成などの機能性がうまくフィットしたな、と感じています。
「顧客単価の向上に課題感がある」「OTA依存を脱し、集客の比重を自社サイトに寄せていきたい」
そんなお悩みをお持ちの事業者さまは、今すぐNutmegへご相談ください。
豊富な経験を持つサポートチームがご相談に乗らせていただきます。